⽣産性向上を実現する⽅策としての「⽔(溶液)の管理」を実現します。この溶液の管理は、これまで個々の事業者独⾃のノウハウや既存の配合がされている混合肥料の利⽤にとどまっていました。
iponicsでは、予め決められた肥料のレシピを⽤いず、単体肥料レベルでどの肥料をどれだけ⼊れたら良いのかをお知らせします。灌⽔状況や培養液中のイオン成分濃度などから、作物の肥料吸収特性を分析し、培養液を最適な状態に保つための肥料の構成をお知らせするイメージです。
季節性の吸収濃度の変化や、作物特有の肥料吸収特性等を考慮したより柔軟かつ論理的な肥料管理が、特別な専⾨知識がなくとも可能になります。
iponicsの運⽤には培養液内のイオン濃度を知る必要があります。⽔耕培養液の主要なイオン(アンモニア、硝酸、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、硫酸)の測定はしかるべき測定機関で⾏うほかに、簡易のイオン測定機器も⽤いて⾏います。
地域や品種に応じた、⾃社にとって適正と⾔える肥料配合を把握していれば良いのですが、多くの場合、その配合の設定値が分からないことが⼀般的です。そこで、iponicsの導⼊当初は、現状のイオン濃度計測結果をiponicsに登録するところから管理が始まります。
液肥の残存イオンの濃度や量、吸収量の変化を監視しつつ、次回の追肥時に投⼊すべき肥料(肥料塩)を処⽅箋のイメージで印刷します。これを繰り返し、⾃社圃場特有の最適な肥料配合設定値を探していきます。
また、「残存イオンの濃度や量、吸収量」と「収量」の変化に正負の相関が発⾒されれば、告知する機能もあります。
栽培システム内の7つのイオン(アンモニア態窒素・硝酸態窒素・リン酸・カリウム・カルシウム・マグネシウム・硫酸)の濃度と灌⽔量(原⽔使⽤量)を⼊⼒します。イオン濃度測定は測定機関で⾏うほか、簡易測定器を⽤いて⾏うこともできます。
培養液中のイオン濃度を適切に保つための施肥量を、iponicsが測定情報を基に⾃動的に算出。処⽅レシピを発⾏します。
発⾏されたレシピに従って単肥を組み合わせ、追肥⽤の肥料を調合します。
調合した肥料を、お使いの⾃動追肥装置の原液タンクに溶かし⼊れます。
入力
出⼒
レタス⽇産1500株規模の植物⼯場で、培養液関連費⽤を年間で70万円以上削減しました。
栽培施設に不具合なく、環境制御システムも使いこなしているにも拘わらず、収量・収率が安定しない場合、⾜元の⽔が原因かもしれません。感覚に頼らず、⽔の管理も始めてみませんか?単肥利⽤でさらにコスト低減も図れます。