導入事例

株式会社イー・ロジット様

物流伝票を刷新し、出荷作業時間の大幅削減を実現

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率直な感想として、粘り強くお付き合いいただいているなと正直思っています。

  • 大森 茂様
    株式会社イー・ロジット 通販物流事業部
    事業部長

※部署名、役職名は取材当時のものです。

お客様の担当業務・プロフィールを教えてください。

証券関係の営業を経て、新しい分野に挑戦すべく、2004年に株式会社イー・ロジットに入社しました。物流現場の業務を幅広く経験し、現在、通販物流事業部の事業部長として営業部、物流センター、運営管理部、商品開発部、システム部と幅広い部門を担当しています。

課題はどういったことがありましたか?

物流現場の業務改善により、出荷効率の向上を実現するため、さまざまな検討を行っていました。その中の施策の一つとして、新たな物流伝票の検討を進めていました。

当社ソリューション導入のきっかけはなんでしょうか?

その当時、社長の角井が小林クリエイトさんの革新的・宅配伝票「メリットフォーム」の新聞広告を見て、問い合わせをしたのが、最初のきっかけだったと思います。私の中で宅配伝票を採用するにあたって、一番プライオリティが高かったのは価格です。小林クリエイトさんの宅配伝票は、価格が高かったです。その中で数回、価格のやり取りを行い、メリットが出せるというところまできて、初めて導入を検討しました。また、当時、伝票はどこの企業に聞いても、A4タイプ(3枚貼り)が主流でした。小林クリエイトさんには、B4タイプ(一体型)もあり、話を聞いていくうちに導入することで業務改善ができそうだと思うようになりました。

当社をお選びになられた一番のポイントはなんでしょうか?

A4タイプからB4タイプにして業務改善を実現したい。しかし、採算も合わなければ導入はできないことも含めて交渉させていただきました。そんな中、宅配伝票だけでなく、現場の作業効率化も含めたご提案をいただいて、逆に私たちも気付かされたということが一番のポイントだったと思います。宅配伝票でいうと、作業者が「日付指定」や「ケアマーク」のシールを別で貼るという作業を宅配伝票にあらかじめ印刷・プリントを行い、一緒に貼り付けてしまうことで、これまでのシールを別で貼るという作業そのものをなくせることに、大変メリットを感じました。

当社と協業する中で苦労話や笑い話があればお聞かせください。

導入に対していろいろ課題がありました。とくに一番の課題が、プリンタの通紙でした。紙詰まりをするとか、滑ってしまうとか、これらの課題に対して、いろいろ工夫をしていただきました。最初の提案から2回くらいは、製品自体に修正を入れていただいたと思います。具体的には、貼り方を変えたり、通紙方向を変えたりとか。最終的には、プリンタメーカーと打ち合わせを行い、プリンタ側でも部品を変えて通紙ができるようにしてもらいました。当時、営業担当の伊藤さんがすごく板挟みになっていたと思いますよ。

伊藤さんが熱心に通紙テストをした結果、おおむね大丈夫なところまで改良していただきました。プリンタメーカーも半分お手上げだったので……(笑)。

導入後の効果をどうお感じですか?

以前、資料を出していると思いますが……。

はい、当時の資料で導入前と導入後で1日当たりの処理時間を比較すると、伝票発行とマッチング作業で90分かかっていたものが23分、その他処理(ケアマーク貼り付けなど)で180分かかっていたものが120分になり、合計で127分の短縮ができたと聞いております。このときの出荷量と今の出荷量は異なると思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。

そこに書かれている効果は出ていると思います。何分短縮できたかとか日々意識はしていませんが、同じ人員での処理能力は、格段に上がったと感じています。導入から既に5年経っていますが、日々の出荷量は当時に比べ、出荷件数で6倍ぐらい増加しています。なので、この効果はさらに出ていると思います。

今後の方向性を教えてください。

個人的には、通販業界も3~5年で頭打ちになると思っています。その中で競合他社も増えており、淘汰されていく中、このままの調子でやっていくと負け組になる可能性もゼロではありません。大きな方向転換についてもいろいろと考えています。短期的なスパンでいうと物流業務だけではなく、EC事業者様、とくにネット通販様に焦点を当てています。今、ネット通販様の上流のお仕事を代行して請け負うというサービスに取り組んでいます。具体的には、受発注とか撮影とかカスタマーサービスの代行です。いわゆるフルフィルメントサービスを中小規模のネット通販様に体感していただけるようなサービスを構築しています。ただし、物流業務を請け負うための一環として取り組んでいますので、代行業務をメインにこれからやっていこうとはまったく考えていません。

また、中長期的なスパンでいうと国内のネット通販も規制のある商品が最近多くなっていますし、コンプライアンスを非常に大事にされる企業様もあります。ネット通販様でも医療系では登録販売者の資格、化粧品系では化粧品製造業の許可をそれぞれ取得して、正しい管理が行えますというような差別化を図りながら、極々狭いカテゴリーの物流業務を請け負うことを考えています。物流業務を行うだけなら簡単なのですが、しっかりとした管理をしないとなかなかお客様の信頼を得られないので……。設備的なことやISOなどの規格に沿った運用を行えることも最近重要な要因となってきています。これらのことをしっかり整備しながら中小規模の通販様だけでなく、もう少し規模の大きな通販様のお仕事も請け負えるようにしていきたいと思っています。

小林クリエイトに期待することはなんでしょうか?

最近、温度管理の必要な商品が多く出始めています。たとえば、ワインなどの食品です。これらの商品は、納品書や宅配伝票に水滴や霜がついたりするケースもまったくゼロではないので、水に強い伝票とかあればすぐにでも欲しいですね。食品分野を本格的に取り組むかどうかは別にして、今まさにそういう分野にも進むべきかどうかという岐路に立たされていると思っています。

また、納品書や宅配伝票も含めてなのですが、一般消費者の方が何か楽しめるような仕掛けができるといいなと思っています。今の宅配伝票にも企業様の広告を載せることができますが、伝票を剥がした裏面に何かをつけるとか、これに近いものとは思うのですが……。一般消費者の方が、この納品書おもしろいなと思えるような製品で、安いだけではなく、付加価値のある製品を必要とされてくるはずなので、そういうものを期待しています。

小林クリエイトにメッセージを!

営業担当の伊藤さんとのご縁からはじまっていますが、それ以前は、小林クリエイトさんのことを存じておりませんでした。率直な感想として、粘り強くお付き合いいただいているなと正直思っています。これからも役立つ提案を続けていただきたいと思います。御社には営業熱心な方もみえますし、会社としての姿勢が本当に付き合いやすいと感じていますので、今後も我々のような企業の味方であってほしいと思います。時代とともにさまざまな製品が技術革新によって出てくると思いますので、いい製品をご提案していただく機会をもっと持っていただきたいです。それにより、我々も通販企業様に対して、様々な提案ができるようになれればいいなと思っています。そういった意味では、これからも今まで以上にコミュニケーションを大事に取っていただければありがたいなと思っています。

ご協力ありがとうございました。

小林クリエイト

伊藤 英章
東京支社 第二営業部