SPEC
規格・技術情報
シンボルコードの種類
商品や物品の管理、IDカードなどに用いるシンボルコードは、用途やデータ量に応じてさまざまなものを選択できます。
よく利用される2次元シンボル(2次元コード)
よく利用される1次元シンボル(1次元コード)
コード名 | 特徴 | 主に使用されている業界 |
---|---|---|
JANコード | 標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(8桁)の2種類があります。 | 日本の共通商品コード |
NW-7 (CODABAR) | 数字、特殊記号、スタート・ストップコードで構成されます。 | 宅配便、図書館、会員カードなど |
CODE39 | 英数字、特殊記号で構成されます。 | 製造業はじめ広く利用 |
CODE128 | アスキーコード128文字を始めとする英数文字全てが利用できます。 | 製造業、商品流通分野など |
GS1-128 | CODE128にアプリケーション識別子が付与されたコードです。 | 医療材料、医薬品、料金収納など |
特殊なシンボルコード
複製防止QRコード
光学的にスキャン可能で複製しやすいというQRコードの特徴に対して、特殊な技術を用いて複製を困難にしたものです。
その他の自動認識技術
RFID(RFタグ)
ICチップとアンテナが組み込まれたタグ(ラベル)により、リーダーとの間で非接触での認識を実現します。シンボルコードとは異なり、視覚的に見えている必要がなく、隠れた物の認識をするケースなどに向いています。
OCR
カメラで撮影した画像から文字を読み取る技術です。特定のフォント(書体)でプリントされた文字を読み取るものや、手書き文字を読み取るものなど、用途によってさまざまな実現方法があります。
OMR
OCRの認識対象が文字であったのに対して、所定の位置に存在するマーク(黒塗りなど)を認識する技術です。マークシートなどで利用されます。