モノを探す動作のムダを削減。
RFIDを活用したムダのなくし方とは

現場での動作の中で、モノを探す作業は大きなムダであり、生産性低下の原因となります。しかし、仮置きの常態化や、特定の作業者しか備品の場所を把握していないといった要因により、必要なモノを探す時間や手間がかかっているケースが少なくありません。そこで本記事では、「モノを探す作業」のムダを削減するRFIDについて紹介します。

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現場動作の1番のムダはモノを探す作業?

製造業をはじめ、倉庫での業務を抱える企業にとって、現場作業の効率化は重要な課題です。そのためにまず着手すべきこととして、「モノを探す時間の短縮」が挙げられます。特に広い倉庫を持つ会社や、棚卸のペースが四半期に1回など、それほど頻繁に行わない会社では、何がどこにあるか把握できていないことが多く、このような状態であるとモノを探す際に膨大なムダが発生してしまう可能性があります。
また、備品や工具の所在を特定の担当者しか把握していないケースや、置き間違いや置き忘れによって所在がわからなくなるケースも珍しくありません。そうした場合、モノを探すことに時間を取られ、本来すべき業務がおろそかになったり、労働時間が長くなったりしてしまいます。そうなると生産性の低下は避けられません。モノを探す時間や動作はムダである、という認識をしっかりと持っておくことが重要です。

現場作業でよくあるモノを探す場面とは

モノを探す動作を減らすためには、まずどのような場面でモノを探すことが多いのか把握しておく必要があります。そこで以下では、現場作業でよくあるモノを探す場面を3つ紹介します。

作業前後で工具が所定の位置・置き場にない

1つ目は、作業に必要な工具などが所定の位置や置き場になく、探しに行かなければならない場面です。作業者が足りないモノを探しに行くと、その間現場では人手不足が生じるため、本来よりも稼働効率が落ちます。作業者本人はサボっているつもりはなくても、探しに行くという動作は付加価値を生み出しません。したがって、生産性の低下につながってしまいます

入荷または工程間で仮置きしたはずのものが</br>見つからない

2つ目は、仮置きしたはずのモノが見つからない場面です。荷捌き場に不要なモノが置いてあると、作業スペースが不足し、やむを得ず必要なモノを仮置きすることがよくあります。しかし、仮置きの場合、いつも決まった場所に置くわけではありません。そのため、所在がわからなくなりやすく、探すための手間や時間がかかり、ムダが発生してしまいます

モノの種類と敷地面積がアンマッチになっている

3つ目は、必要なモノの種類に見合った敷地面積が確保されていないパターンです。スペースが不足していると整理整頓が難しくなり、やむを得ず乱雑に積み重ねたり仮置きしたりするため、モノを探す作業に時間を取られます
また、整理整頓がなされていないと、どの会社の所有物か、何に使うモノなのかといった基本的な事項もわからなくなり、それらを確認するためさらにムダな時間が発生してしまいます。

では、モノを探すことで発生するムダはどのように解消すれば良いのでしょうか。その方法を以下で紹介します。

RFIDを活用してモノ探しの工数削減を実現!

現場作業での探し物によるムダの解消に効果的なのが、RFIDです。RFIDとは、電波を発信し無線通信によりID情報を読み取り、認識する非接触タイプの自動認識技術のことです。近年はICチップで実現できるようになっており、電子マネーやアパレルのタグに導入されるなど、実用化が進んでいます。
RFIDを備品などに取り付けると、離れた場所からでも1度に情報を読み取れるため、探し物の所在を今までよりも簡単に特定できます。また、RFIDに使用するタグは粉塵や汚れの影響を受けないため、汚れが生じやすい現場でも導入可能です。これにより、現場の業務効率化と生産性向上を実現できます

続いては、RFIDの具体的な活用方法を紹介します。

約50%の工数削減が期待できる!</br>RFIDの具体的な活用方法

例えば入荷や仮工程間の段階で、仮置きした製品を探すのに時間がかかっている場合、対象物にRFIDを取り付けることで、音と画像をもとに対象物を探索できるようになり、早期発見につながります。
また、一定期間特定の場所から動かなかった製品や、いずれのアンテナでも検知されなかったモノを停滞品とみなし、必要なモノと区別できるようになるメリットもあります。
このように、RFIDの活用により業務効率化やミスの減少を図ることで、最大約50%もの工数削減が期待できます

最後に、RFIDをローコストで導入できるサービスを紹介します。

ローコストな小林クリエイトの</br>「RFID探索アプリ」

前述の通り、RFIDを導入すれば大幅な工数削減を実現でき、生産性向上を図れますが、比較的導入コストが高い点がネックです。そのために導入を躊躇するケースも考えられます。

小林クリエイトの「RFID探索アプリ」は、導入に必要なものは「管理PC」「Wi-Fiルータ」「ハンディーターミナル」「Androidスマートフォン」「RFIDタグ」とシンプルな仕組みのため、ローコストで導入が可能です

RFID探索アプリは、RFIDリーダーが発する音の強弱により製品や備品の位置をある程度特定できるため、誰でも探索時間を短縮できます。

下記のカタログではRFID探索アプリのサービスについて詳しく解説していますので、ご関心の方はぜひダウンロードをご検討ください。

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