製造現場改善に役立つコラム集

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メンテナンス、充分にできていますか?
金型管理でよくある課題と解決方法とは

金型は製造業においてなくてはならない存在ですが、金型の管理やメンテナンスは充分にできているでしょうか。本記事では、金型を管理するうえでよくある課題と、その解決方法について紹介します。

金型管理の重要性、怠れば生産性低下を招く

金型を使用する上で特に重要なのが管理とメンテナンスです。金型の管理やメンテナンスを放置すると、サビの発生や、製品に汚れが付着したりすることで、寸法が変化したりする恐れがあり、大量の不良品を発生させる可能性があります。また、プラスチック射出成形金型の場合、高温の樹脂を扱うため、ガスヤニと呼ばれる汚れが金型に付着します。これは冷えると固まり、空気中の水分と反応してサビや腐食の原因になります。これらの問題を放置すると、最悪のケースとして生産ラインが停止する可能性があります。
ガスヤニやサビは早期であれば現場で修復できるため、金型管理を行い、定期的な金型のメンテナンスができる環境を整える必要があります。金型の異常やトラブルを予測と早期発見できる仕組みを作ることができれば、金型のメンテナンスコストを最小限に抑えられる可能性もございます。

金型管理でよくある3つの課題

前章で、金型の管理とメンテナンスの重要性について解説しましたが、金型を管理するうえで失敗しやすい点があります。この章では、金型管理でよくある課題を3つ紹介します。

ショット数の管理ができていない

ショット数とは、金型を使用した回数のことであり、金型の寿命にかかわる重要な情報です。しかし、ショット数は台帳に手書き入力された後、その記録を見てExcelにデータ入力されているケースが多いです。このような管理体制ではヒューマンエラーのリスクが高く、ショット数を厳密に管理できているとはいえません。

記録はしているが、
金型メンテナンスのタイミングを把握できていない

現場作業者のマニュアルには、ショット数の記録を取るという作業はあるにも関わらず、記録したデータを活用できていないことがございます。原因は、データが共有できる仕組みがないことが挙げられます。また、データの蓄積が行われていないため、同じ金型を使用しているにも関わらず、メンテナンスのタイミングを把握できていないこともございます。

別のケースとして、外注先に金型を貸出している場合、外注先は記録を行っているが、発注元が金型の使用状況を把握できないケースもございます。また、金型管理を行う上で、外注先の使用状況を把握ができる仕組みを作らなければ、最適なメンテナンスができず、大量の不良品を発生してしまう可能性がございます。これらの問題は、金型管理のデータを共有できる環境を整えていないことから、発生する問題になります。

金型がどこにあるのか、置き場が分からない

外注やサプライヤーへの金型の貸出先が多くなれば、どの金型をどのサプライヤーに貸し出したかわからなくなるケースもございます。また、金型は貸し出し・返却の際、一時的に金型置き場に置かれます。しかし、多くの企業で寿命を終えた金型の廃棄が進まず、金型置き場に余裕がなくなることもあります。このため金型置き場の整理が追いつかず、目的の金型を探すのに時間がかかってしまいます。

金型管理でよくある課題を解決する
金型管理システム

前述のような金型管理における課題は、使用状況を人の手で管理していることが原因です。ヒューマンエラーが避けられないだけでなく、現場の負担にもなります。課題を解決するためには、金型管理システムを導入し、人の手に頼らない金型管理を行う必要があります。
この章では、金型管理システムの導入メリットについて解説します。

金型のショット数や状態をデータでみえる化できる

管理システムの導入によって、各金型のショット数がPC画面に表示されます。そのため、メンテナンスの必要がある金型を把握できます。また、入力された情報は日付とともに直接データベースに記録されるため、ムダな工数が発生しないだけでなく、記入ミスや記入忘れを防げ、データ共有も容易にできます。

PCやタブレットで手軽に金型の貸し出し状況や置き場を確認できる

金型管理システムを使用すれば、金型の登録情報から貸し出し状況や置き場をPCやタブレットで確認できます。これにより目的の金型を簡単に探せます。金型を貸し出す際も、携帯端末の無線通信によりタグ(RFIDタグ)を読み取るだけで登録でき、煩雑な記録作業は不要です。

これらをすべて可能にする管理システムが、小林クリエイトの「ぶっぴんさんfor金型」です。

小林クリエイトの「ぶっぴんさんfor金型」

「ぶっぴんさんfor金型」は、小林クリエイトが提供する金型のための物品管理システムです。携帯端末やRFIDタグを用いることで、金型管理をシステム化し、工数の削減と業務効率化が実現できます。
ショット数は、携帯端末に入力するだけでデータベースに記録されます。金型のメンテナンス時期が近くなると、画面上で警告がわかるように表示されるため、メンテナンスのタイミングを把握できます。
また小林クリエイトでは、金型に直接貼り付けても読み取れる金属対応タグを提供しています。これにより、金型それぞれの情報が混在することなく、正確に管理できます。

以下のリンクから「ぶっぴんさんfor金型」のカタログをダウンロードできます。金型の管理方法を改善したい方、「ぶっぴんさんfor金型」に興味を持った方は、ぜひご覧ください。