解決したい！通い箱・パレットの紛失トラブルを防止するためには？

多くの企業にとって、物流現場におけるコストダウンは重要な課題です。そこで課題解決のためによく利用されるのが、輸送に便利で使い回しができる通い箱・パレットですが、紛失などのトラブルが発生することもしばしばあります。
以下では、通い箱・パレットに関する具体的なトラブルを３つ紹介します。

通い箱・パレットを適切に管理するため、本来は各容器に社名を記載しておくべきですが、手間がかかり、納品先のルールによっては社名を記載してはいけないケースもあるため、社名を記載せずに使用しているケースも珍しくありません。その場合、他社の通い箱・パレットと見分けがつかず、判別に手間がかかることはもちろん、紛失につながる可能性もあります。

紛失や自社と他社間での誤った持ち帰りが常態化すると、回収漏れや滞留が発生しても気づかず、会社全体での保有数を誰も把握できなくなってしまいます。保有数がわからず、きちんと回収できないことで個数が不足した場合、通い箱・パレットのレンタルや追加購入をしなければならず、余計な費用が発生します。

社名の不記載とも関連しますが、他の企業が通い箱・パレットを誤って持ち帰ってしまうこともよくある紛失の原因です。さらに、他社が持ち帰ったことにより通い箱・パレットが不足する可能性があります。

また、自社が他社の通い箱・パレットを持ち帰ってしまう可能性もあり、所有者の確認や返却に余計な手間がかかり、他の業務が圧迫され生産性低下の原因になってしまいます。

こうした通い箱・パレットの紛失トラブルによって発生するコストやその対策方法について紹介します。

通い箱・パレットに関するトラブルにより発生するコストと、トラブルへの対策方法は以下の通りです。

通い箱・パレットの紛失は、会社にとって資産の損失を意味します。
失った通い箱・パレットを補充するために再購入や一時的にレンタルをすると、追加コストの発生は避けられません。
また、紛失や誤った持ち帰りにより在庫数が把握できないと、適切な出荷計画を立てられないうえに、追加購入、追加レンタル費などのコスト増加といった悪影響があります。こうした影響を減らすには適切に通い箱・パレットを回収し、追加購入、追加レンタルを減らす必要があります。

上記のような余計なコストアップを避けるためには、自社と他社の通い箱・パレットを判別し、所在を把握する仕組みづくりが必要です。

例えば、通い箱・パレットへのRFタグの取り付けによる、容器ごとの所在管理が有効です。

RFタグを取り付ければ、出荷時にタグを読み取り出荷した履歴をとることができるため、どの容器がどこへ出荷されたかを正確に把握できます。　
また、返却時にもRFタグを読み取りIDを確認することで、自社の通い箱・パレットの回収漏れを防止できます。さらにID管理により未返却の容器がどこにあるか把握できるため、未返却の出荷先に返却を促したり、社内で滞留している空き箱を特定したりすることも可能です。
さらに、RFタグによりID管理をしていることが取引先・関係先に周知されれば、容器の違いを判別できる要素が増えるため誤った持ち帰りの防止の手助けにもなります。
こうした取り組みにより、紛失を埋め合わせるための追加購入コストの削減や誤って持ち帰った他社の通い箱・パレットの返却の手間が削減可能です。

上記のような対策を用いて、通い箱・パレットの追加購入減少を目的に据えた、所在管理を工夫する仕組みとして、以下では小林クリエイトの「RePaX」を紹介します。

「RePaX」は、通い箱・パレットといった循環輸送資材の管理状況を「みえる化」してくれるパッケージシステムです。
RFタグの付与でID管理することで、何の資材がいつ、どこに出荷され、どのくらいあるのかを正確に把握・管理できます。
パソコンやタブレットで個別・種別ごとの照会が簡単にでき、利用状況を把握できるため、紛失による追加購入コストや資材不足による緊急の回収輸送コストの削減を実現します。

RePaxについて詳しく知りたい方や、通い箱・パレットの紛失にお悩みの方は、ぜひお問合せください。


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