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患者照合用リストバンドの選定ポイントを用途・目的別にご案内いたします
今回は療養期入院 産科入院 外来・健診用途でのリストバンド選定について解説いたします。
■療養期入院
療養期の入院は急性期と異なり、入院期間が長期化します。
患者さまのストレスを少しでも抑えられるよう、肌触り・通気性といった品質を重視することが望ましいです。
そのうえで、耐久性が高いリストバンドのご使用をお勧めします。
多くのリストバンドは、装着から日数が経過すると品質の劣化(リストバンドの変形、印刷が薄くなる等)が発生します。
劣化したリストバンドは、装着感や視認性が悪くなるため、再発行して着け直すことになりますが、
耐久性に優れた製品であれば、品質の劣化が遅いため、交換の頻度を少なくすることができます。
高品質のリストバンドは、1本あたりの価格も高い傾向にありますが
交換頻度を減らすことで結果的にランニングコストを抑えられることがあります。
■産科入院
産科病棟では、生まれたばかりの新生児にリストバンドを装着します。
言うまでもないことですが、新生児の肌は傷つきやすくデリケートです。
肌に負担をかけないよう、成人の患者以上に肌触りや通気性への配慮が必要です。
そのため、接触面が少なく、柔らかい素材のリストバンドが多く選ばれています。
また、産科病棟では、新生児の取り違え防止の対策を講じる必要があります。
母子一体型タイプのリストバンドは、新生児の取り違え防止対策に特化した製品です。
母子一体型リストバンド(例)
母親と子のリストバンドが一体化しており、出産直後に子のリストバンドを取り外して新生児に装着することで、
母親の情報と新生児を紐づけし、入院期間中の取り違えのリスクを減らすことができます。
■外来・健診など
入院患者だけでなく、化学療法や透析、手術など外来用途や健診においても、
確実な患者照合や到着確認のために、リストバンドを使用するケースが増えています。
このようなケースでは、装着時間は限られるため、肌触りや確実な装着といった
入院用リストバンドに求められる要素の重要度は高くありません。
耐久性も必要ないため、一般的な入院用リストバンドが備えている保存性や耐水性は重視せず
そのぶん価格の安さや、印字スペースの大きさ=文字やバーコードの大きさ・見やすさを重視することをお勧めします。
健診など、用途によっては、受付で多くの患者(受診者)にリストバンドを装着する必要があります。
そのような場合は、専用の留め具を使ってしっかり装着するタイプよりも、
粘着テープ留めタイプのリストバンドを使うことにより、作業時間の短縮ができます。
今回は療養期入院、産科入院、外来・健診用途でのリストバンドの選定ポイントをお話しました。
それぞれのポイントに基づいた当社取り扱いのリストバンドは以下の通りです。
リストバンドについて 詳しくはこちら
いかがでしたでしょうか?
リストバンドの導入や用途拡大の検討に際し、少しでもお役に立てば幸いです。
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