医療法人 神甲会 隈病院様

採血業務指標化システムが導入の決め手! 安心安全な採血業務のための「穿刺情報の記録と蓄積」

医療法人 神甲会 隈病院様

基本データ

甲状腺疾患の専門病院/平均外来患者数664名/日(2019年)/2010年9月より稼働

 

導入前の課題

穿刺情報の記録・蓄積/患者様が滞留しない待合づくり

 

導入製品

採血管準備装置i・pres fine/採血業務支援システムRInCS/採血業務指標化システム/採血ファニチャ

 

左から順に
看護本部 本部長・認定看護管理者・医療安全管理者 新田 早苗様 
看護本部 外来看護科 採血リーダー 山口 彩子様 
診療支援本部 臨床検査科 検体検査室 室長 秦野 満喜子様 
※部署名、役職名は取材当時のものです。

 

導入効果① 穿刺情報の記録により安全を担保!

看護本部 新田本部長
これまで採血による合併症への対応には、穿刺した血管とその状態、また穿刺に用いた針(21G・22Gなど)の記録がなかったため、患者様への対応が難航していました。今回導入した採血業務指標化システムでは、患者様の血管情報や使った針の情報、どこの部所から穿刺したのかなどが記録に残りますので、安全を担保することができるようになりました。また患者様の重要な情報を蓄積できることで、次回の採血をより安全に行うことができるようになります。この点が他にはないシステムだと思いました。


このシステムは費用対効果を考えても、とても有効なものと思います。私は看護部長であり安全管理を行う立場として、合併症が起きたときのことを考えた場合、採血時の客観的で正しい情報がより詳しく残っていることが大事だと考えます。通常、そのような記録を後から収集しようとすると莫大な時間とコストがかかります。ですから、このシステムで採血時の全員の正しい情報が蓄積できるということはとてもメリットがありますね。


導入効果② 採血が苦手な職員が安心して採血可能に!

診療支援本部 秦野室長
初めて採血業務にあたる検査技師は、どのような患者様が来られるのだろうと気になりますが、システムに患者様の情報が蓄積されているおかげで、採血時には患者様の過去データを一覧で見つつ、実際に患者様の血管の状態を確認することで、安心して採血をすることができます。


導入効果③ 採血難易度判定により、適正な力量がある職員が採血可能に!

看護本部 山口採血リーダー
難易度が高い患者様には看護師が担当し、難度が低い患者様は検査技師さんにお願いしています。事前に患者様のデータをみてその難易度に合わせて担当分けができているため、患者様が席に着かれてから担当者の技量により交代することはありません。また患者様からの針の細さの希望なども入力でき、誰でもわかるようになりましたので、患者様の要望に沿ったサービスが提供できるようになりました。


導入効果④ 採血室レイアウト改善により患者誘導がスムーズに!

採血室を効率的且つ採血待ちの患者様への誘導をスムーズに行うため、採血台を扇形に配置。これにより、患者様がお互いに目を合わせず、看護師が採血管を準備しやすい動線となりました。また、採血が近い患者様の待機場所として中待合いを利用されています。採血専用の電動昇降台導入により、緊急時に看護師がすぐにフォローできたり、閑散時に天板を跳ね上げ職員動線を確保できるようになりました。

 

 


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