出荷ミス削減。
パレタイズコードの確認作業を自動化する
重要性とは

製造業や物流の現場で頻繁に行われるパレタイズ。箱や袋などの荷物をパレットに積む作業のことを指しますが、このパレタイズの方法に関するルールを「パレタイズコード」と呼びます。言い換えれば、注文頻度に応じてパレットの積み方を変更する手法のことです。
パレタイズコードを決めておけば、出荷・輸送時の積載率がアップし、パレタイズの工数削減を実現できます。反対に、パレタイズコードを設定していないと、注文数が少ない場合にパレットの積載可能な最大量に満たないまま出荷することもあり、非効率になってしまいます。積載率が低いと作業の無駄が発生するだけでなく、輸送費などのコストも増加するため、収益を圧迫してしまいます。

このようにパレタイズコードは重要な役割を果たしますが、実際にはパレタイズコードを活用していても、チェック漏れにより出荷ミスが起き、作業の効率化がうまくできないことがよくあります。そこで、なぜチェック漏れによるミスが発生してしまうのか、その要因を以下で紹介します。

パレタイズコードに関するミスが発生する要因として、特に多いものが次の2点です。

1つ目は、パレタイズコード自体が増えることにより、目視によるチェックが追い付かなくなることです。
通常、出荷時には作業員による目検を行いますが、納入場所が多岐にわたる場合や多品種の納入が頻繁にある場合など、作業が複雑になるほどパレタイズコードが多様化していきます。
そうなると、作業者のパレタイズルールの遵守がおろそかになったり、把握できなくなるおそれがあり、確認者のチェック漏れも発生しやすくなってしまいます。

2つ目は、補給部品出荷業務時にパレタイズコードのチェック漏れが発生することです。
補給部品の出荷業務は、通常2次元コードで管理されていますが、2020年4月からはパレタイズマーク情報が2次元コードの中に入るようになりました。そのため、パレットに積みつけられたすべての荷物の2次元コードを読み取り、荷物ごとにパレタイズコードが一致しているか確認しなければなりません。
1つ目の要因と同様に、確認作業はマンパワーに頼らざるを得ないため、出荷ミスが発生しやすくなり、確認に時間がかかってしまいます。

このように、従来の出荷業務においては人的作業が多いため、ミスが発生しやすいという問題があります。こうしたミスを防ぐためにはどうすれば良いのか、以下で解説します。

出荷時のパレタイズコードに関するミスを防止するためには、パレタイズコードの確認作業を自動化することが重要です。自動照合作業により、目検に頼らず確認作業を実行することで、業務の効率化と梱包ミスの防止を図れます。具体的には、2次元コードとパレタイズコード情報を一括で照合できるシステムの導入が効果的です。
また、かんばん（注文書）確認時に、パレタイズコードを一括で確認できる仕組みづくりも必要です。この仕組みを構築することで、同じコードの荷物をスムーズに同一のパレットに積みつけられるようになり、正確かつ効率的な確認作業が実現します。

続いては、こうした確認作業の自動化を可能にするサービスを紹介します。

パレタイズコード確認作業の自動照合システムとして最適なのが、小林クリエイトの「パレタイズ照合システム」です。
「パレタイズ照合システム」は、補給かんばんと収容器具それぞれについている2次元コードをハンディーターミナル（ＨＴ）で照合するサービスです。補給かんばんの2次元コードにパレタイズマークと同等の識別番号（パレタイズコード）を入れ、収容器具にもパレタイズコードをセットしておくことで、自動照合が可能となります。
このシステムにより目検に頼らなくなるため、業務効率化と出荷ミス削減を同時に達成できます。

パレタイズコード確認作業の自動化を実現する「パレタイズ照合システム」に興味のある方は、下記よりお問い合わせください。