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採血受付・呼出し・患者照合までの業務をサポートする採血業務支援システム「RInCS」
今回は、採血室でのイレギュラー運用に役立つRInCSの機能
「糖負荷モード」「タブレット」「ダミーオーダー機能」「優先受付機能」をご紹介します。
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外来採血は、採血受付順に呼出しを行い、1回の採血で検査が終了するのが一般的です。
それ以外として、イレギュラーに発生する運用は、以下の通りです。
イレギュラーな運用
種類 | 内容 |
---|---|
糖負荷試験 | 糖分摂取による血糖値の変化を測定し、糖尿病を最も確実に診断できる検査。患者1人に対し、1日に複数回の採血を行う。 |
臥床採血 | 安静採血と言われることもあり、安静状態の血液を採取する検査。一定時間ベッドに横たわり、安静にした後に採血を行う。 |
オーダー無し採血 | 検査オーダーが無い患者様の採血。治験採血や研究用採血など、診療目的でない採血。 |
優先採血 | 採血後の検査や治療の開始時間が決まっている患者様、臥床採血を行う患者様など、優先的に行う採血。 |
ここからは、イレギュラー運用に役立つRInCSの機能を詳しく解説していきます。
糖負荷試験には、複数回の採血が必要です。
まず経口ブトウ糖飲用前に、1回目の採血を実施します。
次に経口ブトウ糖を飲用し、服用後30分後、1時間後、2時間後、採血を行います。
(検査内容により、時間、回数が変わる場合もあります)
次の採血までの時間管理も、採血者の重要な仕事となります。
採血時間の管理をするために、
・採血時間をメモし、見えるところに貼っておく
・タイマーをセットする
・採血時間を記録したメモを、患者様に渡す
といった方法がありますが、他の業務と重なることで時間管理ミスをすることもありえます。
RInCSの「糖負荷モード」は、スケジュールラベルを発行、負荷後の採血時間を自動で管理し、所定時間にシステムアラートを表示します。
スケジュールラベルを2セット発行し、それぞれ患者様用、職員用として使用します。
手書きの手間を削減し、記入間違いやタイマーセット忘れによる時間管理ミスを防止します。
スケジュールラベル・システムアラート(例)
安静な採血を必要とする臥床採血は、他の患者様より採血に時間がかかるので、順番より早く安静用ベッドへ誘導する配慮を行うことがあります。
指定時間が経過した後は、そのままベッドで採血を行います。
通常、呼出し・患者照合・採血注意事項の確認は、採血台ごとに設置した職員用端末で行います。
臥床採血の場合、ベッドでの採血のため、採血台端末による各作業を行うことができません。
RInCSでは、採血台端末と同じ機能を有したWi-Fi式タブレットを用いることができます。
Wi-Fi方式のため、ベッドサイドへの持ち込みができ、採血台と同様の作業が可能です。
呼出し・患者照合・採血注意事項の確認が可能となり、ベッドサイドでも安全な採血が実施できます。
薬品開発のデータを取るための治験採血では、製薬会社が持ち込む採血管を用います。
また、研究用採血は、伝票を用いて採血の指示が出されることが多くみられます。
どちらの場合も、電子カルテに検査オーダーが無いため、整理券が発行できず、口頭で呼出しを行うことになります。
RInCSでは、検査オーダが無い患者様にも、整理券発行と採血台端末の操作をするために、ダミーオーダーを生成することができます。
通常の採血受付と同様、受付順に整理券を発行し、外待ちモニターによる番号呼出しが可能です。
採血台の端末操作や患者照合に必要なラベル(バーコード入り)は、採血管準備装置から発行されます。
外来採血では、採血の受付をした順番に呼出しと採血実施を行いますが、優先的に一部の患者様の呼出しや採血を実施する場合があります。
受付順と採血順が異なった時、患者様からのクレームが発生することがあります。
また、多くの施設では、該当する患者様のトレイに、受付職員が「優先」の札を入れ、採血職員に伝える運用をしています。
RInCSでは、受付時に優先設定した患者様には、一般の方と異なる番号帯の整理券を発行します。
優先の患者様の番号は外待ちモニターには表示されず、順番をめぐるトラブルを防ぎます。
優先の患者様のトレイは、一般のトレイと区別できるよう、採血管準備装置の「優先排出口」から発行されます。
上位システムからの情報やRInCSに登録している患者様の注意事項から、自動的に優先扱いにすることもできます。
業務効率化に役立つ「糖負荷モード」「タブレット」「ダミーオーダー機能」「優先受付機能」をご紹介しました。
イレギュラー運用こそ、システムによる効率化で、採血業務に集中できる環境を整えてみるのはいかがでしょうか。
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