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令和6年度からの第4期 特定健診・特定保健指導について、
見直しに関する検討会が実施され、議論のとりまとめが厚生労働省より公表されました。
<参照元>
【厚労省】 第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する 検討会(とりまとめ)
特定健診・特定保健指導の「健診項目及び質問項目」について、いくつか見直しがあり、修正案が示されています。
以下、一部抜粋です。
4つの基本的な考え方のうち、これまでの「④地域の健康状態の比較に資する項目」を
「④地域間及び保険者間の健康状態の比較に資する項目」へ見直し。
①喫煙に関する質問項目について
→ 質問項目の表現修正。回答の選択肢を細分化。
※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所
②飲酒に関する質問項目について
→ 飲む頻度、及び飲む量の質問項目の表現修正。回答の選択肢を細分化。
※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所
③保健指導に関する質問項目について
→ 保健指導の利用意思を問う質問項目を、特定保健指導の受診歴を確認するものに修正
※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所
基本的な項目について
→ 「標準的な健診・保健指導プログラム」について「健診検査項目の保健指導判定値」を修正
※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所
→ 階層化に用いる標準的な数値基準を修正
※黒字:現行使用されているもの 赤字:修正箇所
<参照元>
【厚労省】「第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する 検討会(とりまとめ) 特定健診・特定保健指導の健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項について(議論のまとめ) 」
また、特定保健指導の実施方法についても、見直しの方向性がまとめられています。
以下、一部抜粋です。
アウトカム評価の導入
・保健指導の成果を重視し、アウトカム評価(成果が出たことへの評価)を基本とする評価方法を導入
・プロセス評価(保健指導実施の介入量の評価)も併用して評価
プロセス評価の内容見直し
・時間に比例したポイント設定を見直し、介入1回ごとの評価とする
・現行の支援Aと支援Bの区別は廃止
<参照元>
【厚労省】「第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する 検討会(とりまとめ) 特定健診・特定保健指導の効率的・効果的な実施方法等について(議論のまとめ) 」
今回、健診項目及び質問項目、特定保健指導の実施方法の見直しが検討されました。
これにより以下のような影響が考えられるのではないでしょうか。
健診項目及び質問項目の変更(問診項目や判定値・数値基準など)による影響
→ 基幹システム改修
→ 受診票・問診票など各種帳票や封入物の内容修正
保健指導の評価方法の変更による影響
→ 保健指導管理ツールの改修
→ 指導体制の見直し
システムの改修対応については、ベンダーへ確認するなど制度改正の対応準備が必要です。
健診に関する法律や制度の見直しがあると、検査や指導はもちろん、システムや帳票の修正といった
健診前後の業務にも影響がありますよね。
科学的なエビデンスの更新やそれに伴う制度の見直しがあることは、ある程度仕方がない部分ではありますが、
日々の業務に影響が出ないよう、できるだけスムーズに対応したいところです。
制度改正は、業務全体を見直す良い機会かもしれません。
「現在の業務のやり方は適正なのか?」
といったお悩みがありましたら、ぜひ一度弊社までご相談ください。
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