お客様のニーズや使用環境にお応えする
RFタグ・ラベルの種類と活用事例を解説!

RFIDを導入したいが、自社の使用環境や用途にどのようなRFタグが最適かどうかわからないという方もいるのではないでしょうか。本記事では、RFタグ選定時の注意点を踏まえ、具体的な種類や導入事例をご紹介します。

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RFタグ選定時に知っておきたい注意点とは

RFタグは、ラベルタイプやケースに包まれたものなど、種類が多種多様なため、それぞれの特徴を押さえ、自社の要件や予算に合った選定をすることが大切です。そこで、まずはRFタグ・ラベル選定時の注意点を紹介します。

なお、RFタグをはじめとした自動認識技術「RFID」の全体像や活用メリットなどを整理したい方は、以下の記事をご覧ください。

注意点①:使用環境の確認

まず、選定時に注意すべき点は使用環境です。通常のRFタグ・ラベルは、電波を使ってデータを読み込むため、金属類に近接していると、読み取りができなくなるケースが見られます。そのため金属類の近くで使用することが想定される場合は、金属類の近くでの使用にも対応しているRFタグを選ぶことが大切です。

注意点②:豊富な種類から、最適なRFタグを選定

また、環境によっては衝撃が加わる可能性のある場所での使用も考えられます。しかし、RFタグは衝撃に弱く、破損する恐れがあるため、衝撃への耐性を備えたRFタグを選定する必要があります。そのほかにも、屋外で使用する際は、砂や水の影響を受ける可能性もあり、使用環境に適した、最適なRFタグ・ラベルを選ぶ必要があります。

このようなRFIDやRFタグ・ラベルの選定・導入に関する注意点は以下リンクの記事にてご紹介しています。


次章では、さまざまな環境に適応した小林クリエイトが提供するRFタグをご紹介します。

小林クリエイトが提供するRFタグを
種類別に解説

ここでは、小林クリエイトが提供しているRFタグの特徴について種類別に解説します。

UHF帯RFタグ・ラベル

UHF帯RFタグ・ラベルは、粘着加工が施されているため、被着体への取り付けが容易で、表面への印字によって目視情報を付与することができる点が特徴です。

樹脂製品やガラス製品など、非金属・非液体の製品や資産の管理に最適なRFタグ・ラベルです。RFIDの未導入のお客様でも実運用で効果を確認しやすい低価格で提供しています。


 

金属対応RFタグ

金属に取り付けても電波に異常を起こしにくい金属対応のRFタグです。ネジや両面テープなど、被着体に応じた固定方法で固定でき、取り外しの必要がある場合はマグネットでの取り付けにも対応しています。


耐熱金属対応RFタグ

工場では、塗装やオートクレープなど、高温環境での作業があり、これらの工程でRFタグを活用できるように金属対応と熱への耐性を備えたRFタグです。こちらのRFタグは100℃を超える高温環境に晒された後でも利用でき、RFタグによっては200℃の高温に晒された後でも正常に使用することができます。そのため、環境の負荷によりRFタグが破損してしまう心配を解消できます。


スポンジRFタグ

仕掛品や製品、商品などに傷が付き難いRFタグを利用したいというニーズに応えられるスポンジRFタグです。インフレットをスポンジで包んでおり、スポンジには適度なコシがあるため、取り付けや仕分けの際に不便さを感じることなく作業できます。クリップ付きの対応もおこなえるため、作業帽に取り付け、現場の作業員の把握もすることも可能です。そのほかにも、ガラスや完成した商品に取り付けることに適しています。


透明樹脂封止タグ

現場のさまざまな環境に耐えられる耐久性を備えている透明樹脂封止タグです。樹脂封止加工を施すことで、通常のRFタグより光・熱や湿度といった環境への耐久性を実現しています。パレットやカード、カゴ車対応といったシーンによってカスタマイズ可能なため、RFタグへの負荷が大きい現場でも使用可能です。


このように小林クリエイトはさまざまなRFタグ・ラベルを取り扱っており、企業のニーズに応じたタグ・ラベルの提供が可能です。次章では実際に活用した事例をご紹介します。

RFタグ活用事例

ここでは、低価格UHF帯RFタグ・ラベルと金属対応RFタグの事例をご紹介します。

物流現場の活用事例

こちらは、物流現場における大量の製品やパレットなどの物流資材にタグ・ラベルを取り付け、物品管理を改善した事例です。

ある企業は、循環輸送資材の管理が煩雑になっており、社内でどのくらいの物流資材を保有しているかわからないため余分に用意してしまう、減っていく物流資材がどこにいったかわからないという問題を抱えていました。
また、これらの問題により未返却の出荷先に返却を促してしまう、社内で滞留している循環輸送資材の所在がわからなくなるなどの問題も発生していました。

このような状態を解決するため、物流資材に小林クリエイトのUHF帯RFタグ・ラベルとRFIDソリューションの「RePax」を導入しました。導入によって循環輸送資材の流れがWebを通じてタブレットなどで簡単に確認でき、数量と入出庫を適切に把握できるようになったため、煩雑になっていた管理が改善されました。

こちらの事例のような通い箱・パレットの紛失トラブルは以下リンクの記事でも取り扱っているため、あわせてご覧ください。

金型管理の活用事例

こちらは、製造業における金型に取り付け・金型管理をRFタグによってみえる化した事例です。

ある工場では、製品を製造する際に用いる金型に関してのショット数(金型の使用回数)管理ができておらず、メンテナンスのタイミングがわからないという問題を抱えていました。
また、金型によっては外注先やサプライヤーへの貸し出しを行い、貸し出し後は一時的に貸出先の金型置き場に置かれるため、金型の所在が分からなくなる問題も発生していました。

上記のような問題を解決するために、金型に取り付けても使用できる金属対応タグと貸出管理システムの「ぶっぴんさん」を導入しました。
RFタグによって「貸し出し」「持ち出し」「使用」を手間なく素早く管理でき、ハンディ―ターミナルで入力したショット数や金型に紐づけることで予防保全に繫げることができました。パソコンやタブレットを使用することで金型の所在もすぐに把握可能なため、所在が不明という課題も解消しています。

こちらの事例のような金型管理に関する課題は、以下リンクの記事でも取り扱っているため、あわせてご覧ください。

ここで挙げた以外にも、製造業におけるRFIDの活用事例は数多くあります。以下の記事では、製造業におけるRFIDの活用事例を8つご紹介していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

お客様の使用環境に合わせたRFタグをご提案

小林クリエイトでは、今回紹介したようなさまざまな種類のRFタグ・ラベルをお客様のニーズや使用環境に合わせて提案しています。またRFタグ・ラベルのご提案だけではなく、RFIDを利用したシステム・ソリューションのご提供も行っています。

小林クリエイトが提供しているRFタグ・ラベルとRFIDを利用したシステム・ソリューションに関しては以下お役立ち資料にてご紹介していますので、ご興味の方はご覧ください。

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