仕事内容
#技術職市場ニーズに対応した新しい製品を創り出す。
小林クリエイトの技術職は研究開発と生産技術に分けられます。
研究開発は基礎研究というよりも応用研究が中心であり、お客様のニーズを叶えるために必要な素材を調達し、ユニークで卓越した使用法やアレンジによって、お客様に最適な製品を提供するための開発を行います。
一方、生産技術は工程の短縮や品質の安定のため、生産工程における技術の改善や新技術の導入を行います。
どちらも基本的には各自でテーマを持ち、主体的に取り組むスタイルです。
PROCESS(研究開発)
PROCESS(生産技術)
先輩社員の声
様々な技術や材料を学びながら、
自分のアイデアで社会に貢献できます。
2015年入社
仕事内容
当社商品開発部では、糊や偽造防止、RFID(ICチップを用いた自動認識)、DP(デジタルプリント)といった、当社製品に必要とされる分野ごとに担当が分かれています。私はその中でも製造工程の「切る・塗る・貼る」工程に関わる分野を主に担当しています。これらは当社のどの印刷製品にも必要不可欠なものですが、特にメリットフォームや封筒のように、部分的に切ったり、糊が塗られたりする複雑な構造の印刷製品(複合帳票)の案件を受け持つことが多いです。製品の設計を一から行うこともあれば、既製品の改善・検証をしたり、社内の問い合わせ対応もこなします。入社以後様々な案件に携わると同時に、担当分野の範囲も広げており、課題に対して多方面からアプローチができることで、開発職として日々成長できているのを実感しています。
当社へ入社を決めた理由
私は学生時代、糊の役割を果たす「高分子」を専門的に研究しており、身近なラベル製品を多く取り扱う当社に興味を持ちました。入社して半年ほどの研修プログラムが終了したのちに「糊」の担当からスタートし、現在では素材メーカーと直接やり取りを行ったり、営業とともにお客様の現場を調査しに行ったりと、自分でスケジュールを組んで日々を過ごしています。このように個人の裁量で仕事を進めていけることは自分に合っていると感じるので、入社の決め手となったのは扱う『もの』に対する興味でしたが、社会人になった今では「働き方」も大切だと感じています。
思い出に残っている仕事
検査メーカーに納める検体提出袋の開発を一から担当し、完成した商品がかなりの年間売り上げにつながったことです。従来の検体提出袋はビニール製で、氏名等を記入するラベルとセットで使用されていましたが、コストがかかることや、ビニールとラベルにそれぞれ記入をしなければならない手間が問題としてありました。当社の持つ技術で解決できないか営業社員から相談を受けた私は、プリンターに通る厚さで紙の封筒をつくり、その一部分に氏名用ラベルを埋め込むという製品を提案しました。汎用プリンターに通してラベルと封筒に一気にプリントできるので、記入の手間が省け、同時にビニールから紙に素材が変わることでコスト削減、エコにも貢献できます。また、被検者がわかりやすいように使用図説を表示したり、封筒内で検体を固定するために糊を塗る範囲を工夫したり、細かな配慮を盛り込んだ結果、お客様からも満足のお声をいただくことができました。現在この製品は特許出願中で、同じ問題を抱える他のお客様にも展開中です。
当社の技術職に向いている人
当社製品には様々な技術が盛り込まれており、各々に担当が決まっているとはいえども、広く知識を持つことで対応できる幅は大きく広がります。技術職社員はセミナーや展示会に行く機会が頻繁にありますが、そこで様々な技術や市場の動きに関心を持ったり、担当以外の分野にも興味をもって知ろうとする姿勢は大切だと思います。また、広く学ぶ必要性と同時に、担当分野についてはプロフェッショナルとして扱われるため、社内からの問い合わせや意見交換の場でしっかりと自分の意見を伝える必要があります。好奇心旺盛で、どうしたら課題解決ができるか自分の意見をもってアプローチしていける人は当社技術職として活躍できると思います。
製造部門で働く人の為を思って実行する
業務改善を通じて成長していける環境です。
2015年入社
仕事内容
私の所属する生産技術部は、製品の生産工程における効率的な生産設備・生産方法の検討や生産設備の安全性を確保する仕組みづくりを担う部署です。
汎用的な生産設備は購入したものがそのまま使えることはほとんどなく、機械メーカーと仕様の検討を繰り返し導入していくことになります。また、特殊な機能を持った製品をつくるために機械導入後も常に機械の改良を重ねるため、マニュアルの整備やその後の性能維持と初期トラブルの迅速な対応が必要不可欠な部署です。
私は製造技術係として現在は加工した製品寸法を1/100mm単位の精度で検査する装置の技術サポートと、省人化を狙いとして製品をハンドリングするための協働ロボットのプログラミング(画像参照)を担当しており、関連部署やメーカー等との打ち合わせや試運転を繰り返し、安定した製品が生産できる機械作りを目指しています。
仕事の面白さ・やりがい
生産技術の仕事の面白さ・やりがいは様々なことを経験できることです。
製造現場には新旧様々な特徴を持った機械が存在し、発生する課題や要因も様々です。これらの課題に対して的確かつスピーディに対応するためには機械の構造や使用する材料の特性など多くの知識がもとめられますが、印刷業界は技術革新が早いため常に最新情報を収集していく必要があります。そのため、社内では様々な案件を担当して経験を積み重ねながら、一方で展示会やセミナーに参加するなどの社外との交流ができることも魅力の一つです。
思い出に残っている仕事
帳票を生産する機械でのサンプル製作に関わる業務が印象に残っています。営業から短納期での新しい製品サンプルの製作依頼があり、私が担当になりました。早速製作に取り掛かりましたが、機械トラブルにより要求品質を満たす製品がなかなかできませんでした。
結果的には考えうる原因の洗い出しを行い、原因を特定することができ、製品を完成させましたが、残念ながら出荷時刻をオーバーしてしまい、要望通りの納期に対応することができませんでした。
このような結果でとてもつらい経験となりましたが、ここで得られた経験はとても貴重なものでした。技術者として予想外のトラブルにも冷静にスピーディに対応できるようになりたいと思った一件でもあります。
職場の雰囲気
メンバーは一人ひとりが異なる案件を担当しており、自席にいる時間もバラバラですが、仕事の進め方などで困ったときには経験豊富な先輩や上司が相談に乗ってくださり、具体的な進め方を指導していただけます。また、様々な案件を担当する中で関連部署の方々と交流する機会も多いですが、コミュニケーションは良好で非常によい関係が築けています。